全自動血液凝固測定装置
CS-2400/CS-2500
凝縮した、高機能デスクトップモデル。
最上位モデルCS-5100の優れたパフォーマンスを凝縮し、高度化、専門化そして多様化するニーズに幅広く対応し、信頼性の高い検査結果を提供します。
特長
実績に裏付けされたCSシリーズの機能を継承。
マルチウェーブ検出技術
最大180テスト/時間(PT)の高速処理を実現しました。
マルチウェーブ検出方式による4測定原理対応(凝固法、合成基質法、免疫比濁法、凝集法)のマルチ検出部を10チャンネル※有し、オーダー比率に影響を受けにくい測定が可能になりました。
〇:3原理対応測定チャンネル(凝固法、合成基質法、免疫比濁法) 〇点線:4原理対応測定チャンネル(凝固法、合成基質法、免疫比濁法、凝集法)

波長切替
マルチウェーブ検出方式により、反応プロセスを5波長で検出。測定項目別に最適な波長を選択して測定します。
また異常波形の場合でも、主波長と副波長を切替えることにより、信頼性の高いデータが提供できます。


HILチェック
HIL検出器を搭載。測定前に一次取り込み検体を測光することで、溶血(H)、黄疸(I )、乳び(L)の有無をフラグとして表示できます。また、それぞれのフラグに対し、測定項目ごとに閾値の設定が可能です。

採血量チェック
検体の初回吸引時に、あらかじめ設定した液面検知の上下限範囲を外れた検体に対して、フラグでお知らせし、エラーデータの報告回避に役立ちます。

キャップピアシング(CS-2500)
採血管のキャップをつけたまま測定できるキャップピアシングは、当社が20年以上培ってきた信頼性の高い技術です。各種採血管に対応し、自動でキャップの有無を検知でき、開栓した採血管とキャップをつけた採血管が1つのラックに混在しても測定することができます。バイオハザードのリスクと開栓の煩雑さを低減します。

使いやすさを追求した操作性が検査業務の効率化をサポート。
自動認識機能
最大40種類の試薬をセットすることができ、全て内蔵バーコードリーダーによる自動読み取りが可能です。試薬・標準品・コントロール血漿をランダムにセットしても、試薬名・ロット番号・使用期限などの情報を自動認識して表示します。また、試薬の残量・残テスト数・設置時間などを試薬管理画面で簡単に確認することが出来ます。

試薬セット
測定中に試薬交換・追加が可能です。
デットボリューム低減
試薬ボトルを傾けて設置する事で、デッドボリュームを抑えました。
試薬冷却モードとオンボード安定性、24時間運用
試薬設置部は約10℃に保たれており、24時間体制の検査室での運用をサポートします。
精度管理は、専用ラックによる自動測定や、設定した時間間隔で実施される自動QC、バイアルを指定して行うバイアルQCなど多彩なモードを搭載。様々な運用要望にお応えします。
また、精度管理用試料のロットが変更になった際は、設定ガイドに従って、簡単に登録することが出来ます。

ジョブリスト画面では、測定結果・測定進捗状況を一目で確認することが出来ます。また詳細画面では測定結果だけでなく、検体情報を使用した試薬ロットや検量線、直前の精度管理の日時を確認でき、日々の業務をサポートします。

先進のテクノロジーが信頼性の高いデータを提供。
スターラバー入りの専用サンプルチューブをセットすることにより、凝集法の測定が可能です。

手間の掛かるクロスミキシングテストに対応し、
自動希釈測定からグラフ生成、ICAの計算まで
を行い、視覚的・定量的に判断する情報を提供
することで検査業務の効率化をサポートします。

SNCSは、お客様の装置とシスメックス・カスタマーサポートセンターをオンライン化し、リアルタイムQC、オンラインサポート、Web情報サービス、装置の故障予測、予防保守を提供するサービスであり、お客様のより快適で、より安心な使用環境の構築に貢献します。
※SNCS:Sysmex Network Communication Systems(別途契約が必要です)
仕様
測定原理 | 凝固法、合成基質法、免疫比濁法、凝集法 |
---|---|
測定項目 |
PT(プロトロンビン時間)
APTT(活性化部分トロンボプラスチン時間) Fbg(フィブリノーゲン) 外因系凝固因子(Ⅱ、Ⅴ、Ⅶ、Ⅹ) 内因系凝固因子(Ⅷ、Ⅸ、ⅩⅠ、ⅩⅡ) 凝固第ⅩⅢ因子 TTO(トロンボテスト) Hpt(ヘパプラスチンテスト) AT-Ⅲ、PLG、α2PI、PC FDP、Dダイマー、PIC VWF、FM(フィブリンモノマー複合体) 血小板凝集能(ADP、コラーゲン、エピネフリン、アラキドン酸※、リストセチン※ ) ※研究項目 |
同時測定項目数 | 最大60項目 |
処理能力 | PT:180テスト/時間 APTT:115テスト/時間 PT/APTT:115テスト/時間 |
所要検体量 |
PT、APTT 50μL |
試薬架設数 | 最大45試薬(保冷40試薬、室温5試薬) |
サンプラ機能 | 検体収容数:50検体(ラック方式) |
サンプルチューブ 補給部 |
最大500個収納可(自動供給) |
検量線 | 最大250項目、最大12ポイント |
精度管理データ | 750ファイルの![]() Westgard rulesによる6種類のチェックが可能 |
記憶機能 | 最大10,000検体 |
レーザクラス | ClassⅠ(IEC60825-1) |
クラス分類 | クラスI(一般医療機器) |
諸元
幅×奥行×高さ(mm) | 重量(kg) | 電源 | 消費電力 | |
本体(サンプラ含む) | 約775(W)×約895(D)×約685(H)mm | 約110kg | AC100V -240V |
800VA以下 |
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空圧源 | 約280(W)×約355(D)×約400(H)mm | 約17kg | 280VA以下 | |
データ処理装置 | 約99(W)×約378(D)×約367(H)mm | 約10kg | 約220VA | |
モニタ | 約516(W)×約132(D)×約384(H)mm | 約4.7kg | 約48VA |
医療機器製造販売届出番号
28B2X10007000127(CS-2400)、28B2X10007000128(CS-2500)
※外観・仕様については改良のため予告なしに変更することがあります。
※このページの商品情報は、日本国内販売向けのもので、その他の地域については異なる場合があります。
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