シスメックス株式会社 臨床用製品のご案内

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インフルエンザウイルスキット 「HISCL™インフルエンザ 試薬」

検体抽出液 使用方法

他の試薬と組み合わせたり希釈したりせずに、そのまま使用してください。
本品を低温で保管した場合は、常温に戻した後、そのまま使用してください。
※本製品は、インフルエンザウイルスキット「HISCL™インフルエンザ 試薬」とは別売りです。

包装


操作手順

1.検体抽出

検体を採取した綿棒を検体抽出液に浸し、綿球部分を容器の外側から手ではさみながら
綿棒を数回しっかり回転させてください。
その後、綿球部分に含まれる試料を搾り出すように、綿棒を取り出してください。


綿球部分の検体を抽出するための、以下の点にご注意ください。
 ① 綿球部分がしっかり検体抽出液に浸るように容器を手で挟んでください。
 ② 綿棒を回転させる際は、綿球部分を容器の壁面に接触させてください。

2.フィルターチップの装着

付属のフィルターチップ(ネジ式)を容器にしっかりと装着し、3分間静置してください。
フィルターチップを通していない試料を測定すると、正しい結果が得られないことがあります。
  

3.試料の滴下

容器を逆さにし、泡が入らないようにゆっくりと滴下してください。
フィルターチップの先端から泡が出はじめたら滴下を止め、泡を含む試料を
押し出さないようにしてください。
調製した試料は、希釈せず、できるだけ速やかに測定してください。

(注意事項)
 ①フィルターチップの先端をサンプルカップ等の容器に近づけて、ゆっくり滴下してください。
  ただし、フィルターチップの先端を容器の壁面にはあてないでください。

  
  
 ②フィルターチップの先端を観察しながら、泡が出はじめたら、手の力を緩め滴下を
  止めてください。滴下の最後の方で急に泡が出てきますので、試料を最後まで押し
  出さないように注意ください。
  泡が容器の壁面につかないように注意して検体抽出液の容器を離してください。

  
  

トラブルシューティング

滴下した試料に泡が入った場合は、チップなどで泡を取り除くか、試料(200μL以上)を
新しいサンプルカップ等に移し替えてください。
試料に泡が含まれていると、測定が正常に行われないことがあります。


     

【全般的な注意】

使用の際は、製品に添付されている使用説明書をよく読んでから使用ください。
全ての検体は感染の恐れがあるものとして、取扱いには厳重な注意をしてください。
感染の危険を避けるため、各種ガイドライン、各施設のルールに従い使い捨て手袋、
マスク等を着用してください。



 検査に用いる検体については、厚生労働省より公表されている「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)病原体検査の指針」を参照してください。