国立国際医療研究センターの杉山ら
*は、COVID-19 症例から経時的に採取された血清を用いて、重症化を予測するマーカーを検索し、Interferon-λ3 (IFN-λ3;インターフェロンラムダ3) が重症化予測に有用なマーカー1のつであることを報告しています。IFN -λ3はCOVID-19 症例において、呼吸不全により酸素投与が必要になる中等症Ⅱ以上の症状を示す前にその値が上昇していることが特徴です。下記のグラフでは、COVID-19 症例の治療中のIFN-λ3濃度変動の典型例を示します。
(各グラフ中の矢印は酸素投与開始日、赤点線はIFN-λ3のカットオフ値 (13.6pg/mL)を示します。各グラフ下に記載の体温、SpO₂は初回測定時の値です。)