シスメックス株式会社 臨床用製品のご案内

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RAS遺伝子変異検出キット OncoBEAM™ RAS CRCキット

測定原理

シスメックス独自の測定技術BEAMing法

本品で使用されているBEAMing法は、磁気ビーズ上でDNAを増幅し、フローサイトメトリーにて検出することにより、変異型DNAを高感度に確認する、デジタルPCR法をベースに開発された弊社独自の技術です。
BEAMingとは、Beads(ビーズ)、Emulsion(エマルジョン)、Amplification(増幅)、Magnetics(磁気)を意味します。
■ 血漿から抽出したDNA を検体として、全てのターゲット領域を正確性の高いDNA 合成酵素 でプレ増幅を行います。
 
■ Water in Oil エマルジョンを作成します。プライマーがコーティングされた磁性ビーズ上で検出対象領域のDNA増幅を行います。
 
■ エマルジョンを破壊し、磁性ビーズ上で増幅されたDNA と野生型検出用、変異型検出用、及びエマルジョンPCR による磁性ビーズ上での増幅確認用に、それぞれ異なる蛍光色素で標識されたコドン毎の蛍光プローブとハイブリダイゼーションさせます。

■ 蛍光標識された磁性ビーズをフローサイトメトリーにより蛍光分離解析を行います。